スキマバイトで関係人口増 「花火撮影」応募9割県外 千代田町とシェアフル協定

スキマバイトで関係人口増 「花火撮影」応募9割県外 千代田町とシェアフル協定
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Category: Entertainment
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千代田町は7月、短時間・単発で働く「スポットワーク(スキマバイト)」大手のシェアフル(東京)と、労働力確保や関係人口創出などを目指す包括連携協定を締結した。取り組みの第1弾として、8月には同社が募集したアルバイトが町の伝統的な夏祭り「川せがき」で花火を撮影し、魅力を発信するプロジェクトが行われた。(新井丈太) 8月18日、町中心部に近い利根川河川敷。「花火ベストショットバイト」のスキマバイトに応募した、早稲田大4年の中村蓮さん(22)がスマートフォンで次々に打ち上がる花火を撮影していた。 川せがきは、約150年の歴史を誇る祭りで、この日は過去最多の約6280発の花火が打ち上げられた。中村さんは三脚も使って約2時間にわたって花火や灯籠流しなど祭りの様子を写真や動画に収めた。写真は初心者だというが、撮影した写真は来年の祭りの宣伝ポスターに使われる予定だ。 中村さんが所属する航空部は利根川を挟んで対岸の埼玉県熊谷市で月に2回ほど合宿を行う。この日も合宿中で、普段から利用する同社のアプリでこのバイトを見つけるとすぐに応募したといい、「普段経験できない仕事ができた。町の人が熱気にあふれていて、また千代田町に来たいと思う」と笑顔を見せた。◎ 町とシェアフルは7月30日に協定を締結した。 少子高齢化が進む町としては、慢性的な労働力不足の解消に向け、町内の事業者にスキマバイトの活用を促し、コメや麦など農作物の収穫期や製造業での人材確保を進めていきたい考えだ。 第1弾のプロジェクトは本来の目的とは異なるものの、同社によると、7月31日~8月6日の求人期間中に約1000件の応募が寄せられた。このうち9割以上が県外からだったといい、町総合政策課の木津川雅係長は「県外から若い人材の応募がたくさんあり、(スキマバイトが)有効な手段と実感できた」と手応えを語った。 一方、同社が自治体と同様の協定を結ぶのは初めてだ。同社としては、町との協定をモデルケースに地方へのサービス浸透を図りたい狙いがある。 町でスキマバイトに参加した若者らに、総務省が今年度内にスタートさせる個人が居住地以外に継続的に関わる自治体を登録できる「ふるさと住民登録制度」の利用を促す考えも示し、横井聡社長は「シェアフルを通して地域と継続的につながる人が増えることを期待している」とする。 町の人口は6月末現在、1万704人と10年前から約900人が減少した。鉄道が通らず、他地域からの移住や定住の促進に課題がある中、町は「将来さらに進む人口減と労働力不足に先手で対策を打つ」(総合政策課)として協定を結んだ。高橋純一町長は「同社との連携で、地域活性化と新たな地方創生モデルの実現に取り組む」と意気込んでいる。

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